当院の診療方針
Treatment policy診療の対象年齢と対象疾患、他科との境界線
当院は主に小児科を標榜しておりますが、感染症・アレルギー性疾患・皮膚疾患に関する限り年齢の制限なくどなたでも受診いただけます。
また、小児科・内科ともに総合診療科としての側面もございますので「何科を受診して良いか分からない」といった場合にもまず当院にご相談いただいて全く問題ありません。
診察の結果、他の専門科や医療機関での治療が望ましいと判断した際には患者様にとって最善の治療を受けていただけるよう責任をもってご紹介させていただきます。
当院の診療対象について
当院では、原則として年齢による制限は設けておりません。
ただし、高校生以上の患者様の内科診療に関しましては主に感染症(風邪、インフルエンザなど)、アレルギー性疾患、皮膚疾患を対象とさせていただいております。
高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病の長期的な管理につきましては、専門的な知見を持つ内科専門医の先生にご相談いただくことをお勧めしております。
年齢や専門性による診療科の選び方
中学生・高校生の受診について
一般的に、中学生までは小児科、高校生からは内科が一つの区切りとされています。
しかし、クリニックでの外来診療においてはどちらを受診していただいても大きな問題はありません(入院が必要な場合は専門科が分かれます)。ご本人が受診しやすい方をお選びください。
医師の専門性による違いについて
クリニックが標榜する「小児科内科」と「内科小児科」では、医師の専門性が異なる場合があります。
一般に「小児科内科」は小児科専門医、「内科小児科」は内科専門医であることが多いです。新生児から乳幼児の疾患に強いのが小児科専門医、生活習慣病や老年期の医療に強みがあるのが内科専門医、というのが一般的な特徴です。
症状・疾患から見る他科との使い分け
症状によっては他の専門科とどちらを受診すべきか迷われることがあるかと存じます。以下に代表的な例とそれぞれの診療科の特徴をご案内します。
風邪症状(咳・鼻・喉)の場合
耳鼻咽喉科は鼻・耳・喉の専門的な処置を得意とし、小児科は胸の音の聴診なども含めて全身を総合的に診察します。咳の症状が強い場合は小児科、中耳炎や副鼻腔炎を繰り返しやすいお子様は耳鼻咽喉科が適しているかもしれません。
皮膚の症状(アトピー性皮膚炎など)の場合
小児科でも皮膚科でも診療可能です。小児科では食物アレルギーなど他のアレルギー疾患との関連も考慮して診療にあたります。一方で、水虫が疑われる場合は、顕微鏡での確定診断が必要なため、皮膚科の受診をお勧めします。
怪我(肘内障など)の場合
お子様が腕を痛がる肘内障(肘が抜けた状態)は、多くの場合、小児科で整復可能です。ただし、転倒など強い衝撃が加わった際は骨折の可能性も否定できないため、その場合は整形外科の受診が安心です。